飯盛山
会津若松市、白虎隊自刃の地として知られる山。戊辰戦争の際、鶴ヶ城下の火災を落城と見誤った白虎隊の少年たちがこの山で自刃し、その墓所が山上に整備されている。今も墓前には線香が絶えず、修学旅行生から外国人観光客まで、多くの人が慰霊に訪れる会津の象徴的な場所である。 山内には、上りと下りがすれ違わない不思議な二重らせん構造の会堂「さざえ堂」があり、独特の空間が印象を深くする。語られる噂は、夕暮れの墓所で少年の人影を見た、線香の匂いが誰もいないのに漂ってきた、といったものだが、地元でこの山は心霊スポットではなく慰霊の聖地として扱われており、噂を面白半分に語ることは好まれない。訪れるなら参道を上り、墓前に手を合わせ、白虎隊記念館で歴史を知る。十代の少年たちが死を選んだ時代の重さを受け止めることが、この山の正しい歩き方である。
詳しく見る →