エピソード
呉市街の背後にそびえる標高737メートルの山。山頂の展望台からは呉港と瀬戸内の島々が一望でき、「値千金」と称される夜景の名所である。一方で、山頂へ至るつづら折りの山道は広島県内で最も有名な心霊スポットの一つとして語られ、夜景目当てのドライブと肝試しが同居する山になっている。
語られる噂は、カーブのガードレール沿いに人影が立っていた、展望台で誰もいないのに足音を聞いた、下山中にミラーに何かが映った、といった夜の山道の定番形。旧海軍の要塞地帯だった呉の山だけに、戦争の記憶と結びつけた話も語られる。山頂には旧軍の高角砲台跡を転用した施設の歴史もある。
夜景は確かに素晴らしいが、道は狭く急カーブの連続である。心霊よりまず対向車と路面に注意を。夜景観賞は複数人で、騒がず短時間で。